HIGASHI LOG

コンサルタント思考の備忘録

MENU

TOEIC600を、TOEIC900以上に引き上げた単語学習法

こんにちは、ヒガシです。TOEIC600点を900以上に引き上げた英語学習というテーマの第三弾は単語になります。単語は英語学習の中では非常にとっつきやすい内容である一方、使うところまで考えて覚えないと、学習にやり直しが発生するという性質があります。今日はその単語の学習について、解説していきます。 

higashinikki.hatenablog.com

higashinikki.hatenablog.com

 

 

単語学習は何を学ぶのか?

まずは単語学習を行う前に、その目的を確認しておきましょう。目的はそのまま、選ぶべき単語帳の条件になります。まず考えるべきは、単語を知っているのと知らないのとでは、なにが違うのか?です。例文をもとに考えていきましょう!

 

"Mario, an extravagantly mustachioed Italian-American plumber from Brooklyn,"

www.economist.com

 

どうでしょうか?

エコノミストの記事で紹介されたマリオの紹介文ですが、いくつか難しい単語が入ってるのではないでしようか。

extravagantly

mustachioed

plumber

あたりは少し難易度が高いです。これがあるだけで、「マリオ、それは}%^*}<$のアメリカンイタリアンの%,|%€で、ブルックリンから来ました。」となります。

単語を覚えると、ホニャララの部分をいちいち推定せずに文意を理解するということが可能になります。ちなみに先ほどの単語は、

extravagantly(ものすごい、意匠を凝らした)

mustachioed(口髭を生やした)

plumber(配管工)

となります。

 

もう一点、先ほどの単語がもしリスニングならどうでしょう?単語の発音を知らないと、聞き取ることは不可能です。知らない単語をスペルとして聞き取るのは相当の聞き取り力がある場合です。すなわち、単語にはスペルだけでなく発音も学ぶ必要があるといえます。発音を知るのはもう1つメリットがあります。スペルを覚える補助になるのです。単語だけ、例えばdictionaryを「字引く書なり」とか、語呂合わせで覚えると思い出す時には使えても、聞き取りは絶望的です。dictionaryは必ず「díkʃənèri」で認識して覚えるべきです。

 

以上を鑑みるに、単語学習では知らない単語を対象にして、単語そのものの①意味、②スペルを覚えるのは当然ですが、③発音も覚えるという点が単語学習のポイントとなります。

さらに単語によっては、使われ方により意味が異なる単語も存在しており、そのような多義語は、例文により意味と使われ方のセットを覚えていく必要がありそうです。この④例文を合わせた4つは、最低限どの単語帳でも備えているべき条件です。

 

単語帳は何を選ぶべきか?

好きな単語帳にしてください!

いきなり暴論に見えますが、正直どの単語帳を使っても内容はあまり変わりません。知らない単語が半分もあるなら、その単語帳はあなたのレベルからすれば役立つ可能性があります。直感的に、形式が見やすい、覚えやすい単語帳があり、4つの条件を満たしていれば、どれでもいいと思います。ちなみに私は、アルクの出している単語リストsvlという12000語までカバーしたリストを利用して単語学習をしました。

やり方は以下のサイトが素晴らしくまとまっているので説明を割愛します。

www.qoosky.io

7000語からとなっていますが、もちろん3000語くらいからでも可。

多分TOEIC600位が取れる人は3000語くらいは知っているはず。

 

SVLは以下に単語帳も出ていますので、紹介しておきます。たた例文が途中からないなど欠点があるようです。

究極の英単語 SVL Vol.1 初級の3000語

究極の英単語 SVL Vol.1 初級の3000語

 

 

究極の英単語SVL〈Vol.2〉中級の3000語

究極の英単語SVL〈Vol.2〉中級の3000語

 

 

究極の英単語 Standard Vocabulary List [上級の3000語] Vol.3

究極の英単語 Standard Vocabulary List [上級の3000語] Vol.3

 

 

究極の英単語 SVL Vol.4 超上級の3000語 (究極シリーズ)

究極の英単語 SVL Vol.4 超上級の3000語 (究極シリーズ)

 

 

単語帳はどう使うべきか?

まず、単語帳を手に入れたなら、真っ先にやることがあります。それは知っている単語を全て塗りつぶすことです。単語そのものを塗りつぶしてもいいですし、チェック欄を埋めるだけで結構です。とにかく知っていることをもう一度学ぶほど無駄なことはありません。100点が取れるテストを何回もやるくらい無駄です。

塗りつぶすことで、無駄な学習内容が目に入らないと同時に、自分はこんなに単語を知っているという自信につながります。

 

次にやったのは単語帳を毎日繰り返すことです。毎日毎日、一定のペース、例えば、1日5ページとかのペースで、覚え続けることです。単語の和英、英和、できれば例文の翻訳もやるといいでしょう。5ページと決めたなら、いつ一周するのか、簡単な算数で計算できます。

そして、最も大事なのは復習です。昨日やったこと、一昨日やったこと、毎日毎日日付を記入して、やり続けてください。そして2週間、または一ヶ月後に復習して覚えていたら、知っていた単語同様塗りつぶしてください。

 

これで単語帳を真の意味で潰すことができます。一冊の単語帳を完遂できたなら、あとは同じことの繰り返しです。一冊終えるごとに達成感と単語力が上がってくことを実感すると思います。

 

参考までに、私が900以上のスコアを取得した際はだいたい8000語くらいのレベルで、TOEICの中で知らない単語はありませんでした。今は、15000語までの学習を終えました。

 

単語学習のまとめ

単語の学習は、英語学習の基礎力を構成する部分ですが、とりわけスピーキング、リスニングを見据えた音声の学習がすっぽり抜け落ちることが多いです。また、この地道な作業に耐えるためにも、リーディングを交えて、「あっ、これ習った単語だ!」と、進研ゼミよろしく成果を感じる学習を並行して実施することが大切です。才能ではなく、やり続けられる環境作りが単語学習の鍵だと思いますので、辛くならない範囲で取り組んでみてください!!

 

ではでは、今日はこのへんで

期限内になんとしても最後までやり抜く

こんにちはヒガシです。コンサルタントは、世間でいう一流の大学出身者が多くいます。しかし、中には思うように成果が出せずに苦しむ人や見切りをつけて中途半端な位置で辞めていく人がいます。この違いは何から生まれるのでしょう?

 

コンサルタントの仕事の単位

通常の会社では、ルーチンワークを除けば、成果物を求められる仕事の単位は数日から1週間、長ければ数週間ではないでしょうか。

コンサルタントでは、仕事を振られてから、早い場合には数時間、難易度が高い仕事でも数日で成果を求められるます。

 

求められるプロとしてのスタンス

そこで求められるのは、知識や経験のある人を巻き込んででも、必ずその仕事を終わらせるというスタンスです。

自分のところで、仕事が終わらなければ、上司がその仕事を巻き取ります。それでも終わらなければ、プリンシパルやパートナーと呼ばれる上級職が巻き取ります。

また、自分でクライアントに出せる品質を出すことができなければ、上司がフォローをすることになります。

 

だから、必ず自分の与えられた仕事は、受ける段階から自分でコントロールし、期限内に、品質を満たしたと自己チェックをしたレベルで仕上げる自己完結のスタンスが求められます。

 

自己完結のスタンスがないコンサルタント

自己完結のスタンスがないコンサルタントはいくつかの種類に分かれます。

タスクは完遂するけれども、品質の自己チェックが入らないコンサルタントは、例え、品質を満たしていても、指導ができないので、将来部下をつけるのは難しいです。また、品質を満たさなければ、仕事ですらありません。

タスクが完遂できなければ、これも問題です。能力の問題ならまだ引き上げの余地がありますが、スタンスの問題であれば、成長がない分、苦しいと思います。ましてや、一流大学を出てる人間ですから、これまでのプライドもあるのかもしれません。しかし、這いつくばってでも仕事を終わらせるほど責任感と気迫を感じる人は少ないです。

 

こんなことを言うとブラック会社のようにも思えますが、楽がしたいのならコンサルタントなんて選ばない方が身のためだと思います。とはいえ、これが許されるような仕事は基本無いと思います。

 

プロであること、人から求められるには己にも厳しさを求める

総じて、自己完結のスタンスは、比較されるコンサルタント、クライアント社内の人間と比較しても優位でなくては仕事はいただけないということを具体化したものです。

コンサルタントは資格は求められませんが、その分プロであることを求められます。

甘えがあるような人には誰だって仕事はお願いしたく無いものです。

 

ではでは、今日はこの辺で

 

諜報機関、軍隊の情報収集術OSINTをビジネスへ

 こんにちは、ヒガシです。今日は情報収集術について、最近考えていることをまとめようと思います。インテリジェンス活動=諜報活動は長い間、CIA、MI6等の諜報機関や軍隊のものでした。これをビジネスに活用できないかと考えています。

 

そもそもインテリジェンス活動とは

インテリジェンス活動とは、合法、非合法を問わず、国家や組織のために情報を収集し、活用する活動です。いわゆるスパイの情報収集活動を想定していただくとイメージが沸くのではないでしょうか。

インテリジェンス活動にはその情報源によりいくつかの定義があり、

OSINT Open source intelligence(公開情報、新聞、ラジオ、テレビによる情報収集)

SIGINT Signal intelligence(通信、電話の盗聴による情報収集)

IMINT Image intelligence (画像からの情報収集)

HUMINT Human intelligence(人からの情報収集。有識者や情報屋、関係者)

上記の他にはwebを利用したWEBINTも活発ですが、これらはデータ量の多さから、ビッグデータ分析が使われるそうです。

 

これらの活動を会社に置き換えると

OSINT 有報、新聞、記事、プレスリリースから情報を収集

SIGINT 盗聴?現実的ではない。

IMINT 盗撮?しても、あまり意味がない?

HUMINT 有識者や、社内のキーメンバーと情報交換

という形で、OSINTについては、かなりの割合で仕事に役立てることができるのではと考えました。

 

例えば、住友商事の場合

私が以前に住友商事が減損を計上するのではないかという仮説を立てて、それが現実に減損したという例です。

ここ数年、商社が資源価格下落の煽りを受けて減損を相次いで計上していました。住友商事は唯一、商社の中で減損を計上していませんでした。そこで、オープンソースの情報を収集してみました。

住友商事はアンバトビーというニッケル鉱山へ出資していることが有報に記載されている

・このプロジェクトは韓国の公社との合弁で、韓国では損失補填が政治問題となってる状況である

japan.hani.co.kr

・ニッケルの市場価格は、鉱山の採算価格をはるかに下回っている。

これらを総合して、住友商事が減損計上をするのは遅かれ早かれ時間の問題だと予想していました。結果、今年の初めに住友商事は減損を計上することになりました。

http://www.sumitomocorp.co.jp/files/topics/29115_ext_31_0.pdf

 

まとめ-ビジネスへの応用

住友商事の例では損失でしたが、例えば海外の新聞情報を収集することで大企業の海外進出の動きを把握したり、記者の書き方から裏の背景を推測したり、収集方法によってはかなりの情報が入手できそうなので、これらを学んで体系化していこうと思っています。また、現在新聞についても購読をしようと考えています。

最後に、OSINTについてはアメリカ陸軍が公式に「ATP 2-22.9 open source intelligence」を公表していますので、興味がある方は検索してみてください!!

 

ではでは、今日はこの辺で