TOEIC600を、TOEIC900以上に引き上げた文法参考書
こんにちは、ヒガシです。以前にTOEICの点数を600から900に上げたリスニング素材の話をしました。リスニング編やったら、あとは文法編と単熟語編と表現編もいるかなぁなんて思い、まとめていこうと思います。
今日は、その文法編です。
良い文法教材の条件とは
良い文法教材の条件とはズバリ・・・
あなたのレベルに合っていることです!
文法は、基礎となる幹が大きく、どっしりとありながら、色々な表現、文法間の整合性を保つため、細かな枝葉のルールがあるんですね。従って、あなたが、今どのレベルにいるのかによって、優先して学ぶ文法項目は違うということです。まだ幹が出来ていないのに、枝葉のことを学んでも、大きな木にはなりません。幹が十分に太いのに、枝葉ではなく、幹を太くしようとしても進歩がありません。まずは自分のレベルに合わせて、どこまでを自在に使えているのかを確かめましょう。
ちなみに
幹のレベル=高校受験レベル
枝葉のレベル=大学受験レベル
と考えていただくと、レベル感がわかりやすいかと思います。
ここからは、幹のレベル、枝葉のレベルで話していきます!!
幹のレベルで使うべき教材(高校受験レベル)
幹のレベルについては文法そのものは中学生の総復習的な本を使っていただければいいと思います。ここで言いたいのは、そこでの文法項目が、どのように使われるのかをしっかりと把握して、無意識レベルで声に出せるくらいに訓練してほしいということです。
英語がすぐに出てくるようにするためには、 瞬間英作文の訓練が効果がありました。
私は以下の本と次の「枝葉で出てくる本」は、全ページ4周はしました。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)
- 作者: 森沢洋介
- 出版社/メーカー: ベレ出版
- 発売日: 2006/10/25
- メディア: 単行本
- 購入: 80人 クリック: 383回
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まずは文法の基礎を学んで、使えるまで鍛え上げることがすべての英語の基礎になります。単語100個覚えるくらいなら、文法100個覚える方がはるかに英語力が高まります。単語は足し算、文法は掛け算で表現が増えますからね!!
枝葉のレベルで使った教材(大学受験レベル)
English Grammar in use
この文法書は、ケンブリッジ大学の出版する英語文法書です。
英文法用語にアレルギーのあった私は、「そうや!英語で文法勉強すればいいんや!かしこ!」と甘いことを考えていたんで、この本を使いました。結果的には、現在形の使いどころや、willとbe going toの違いを学んでいくことが出来ました。
(よくよく見たら、このあと紹介する文法書にも載ってるんですが、当時はアレルギー反応が発生してそこまでいかずでした。)青い方がイギリス英語、紫がアメリカ英語です。青い方なら自動採点機能のあるアプリが圧倒的オススメです!!
- 作者: Raymond Murphy,William R. Smalzer
- 出版社/メーカー: Cambridge University Press
- 発売日: 2009/03/09
- メディア: ペーパーバック
- 購入: 37人 クリック: 239回
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でもですね、使ってるうちににgrammar in useは一覧性が悪いな、とか、日本人としての悩みどころに手が届かない感じがしてきたのです。幹が太くなっていたんでしょうね。そこで、手に取ったのが、悪名と熱狂的信者が多い「ロイヤル英文法」ではなくて、黄ロイヤルと言われる「実践ロイヤル英文法」でした。
この本は、私の中では、もはやバイブルといってもいいくらいです。表現の細かなニュアンスをカバーしつつ、文法項目もかなりの網羅性を誇っています。一冊だけ勧めろと言われれば間違いなくこの一択ですね。いや英文法解説とか青ロイヤルとかありますけど、合う合わないの問題です。これもアプリとの併読が圧倒的にオススメです。
このレベルであっても瞬間英作文はします。私は以下の本を使いました。表現が実践的で、誰も使わねーよ的なI have a pen的な英語がありません。(むしろ今はappleと一緒に使われてる。)これも4周はしました。
TOEIC900以上を取得した時は、上記の途中でした。要するにTOEICの高得点はそんなに大したレベルではないかもしれないということです。また、英文法は、勉強をした後に繰り返し定着するように瞬間英作文を繰り返すことが一番効果がありました。地味で辛いイメージの英文法ですが、効果は掛け算式に、ボディブローのように現れますので、ぜひやりましょう。ここまでやれば、一生ものの英文法が身につくはずです!
ではでは、今日はこの辺で