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ヒガシの日記

公認会計士コンサルタントの思考の備忘録

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テンプレートでデザインを統一すれば、プレゼン資料が洗練される

こんにちはヒガシです。年始ですが、既に仕事がフルスロットルに近くなりつつあり、コンサルタントという仕事の世知辛さと仕事がある有り難みを感じています。年末から年始にかけて、本と知識の整理を行い、日本の新聞の購読を再開しました。新たなビジネスモデルや市場の変化や、日々の思考の整理のため、個人用の論理思考のテンプレートを作成しようと考えております。

 

そもそもテンプレートって?

テンプレートとはプレゼンを作成する際に決まったルールのもとで、すべてのスライドを作成するための型紙のことを言います。パワーポイントならば、スライドマスタで作成ができます。

このテンプレート、コンサルファームでは厳密に使用のルールが決められており、誰が作っても、何が書いてあるのか一目瞭然に分かるよう作成されています。

以下に一例として、定められているルールを反映したテンプレートを用意しました。

f:id:higashinikki:20170107014117p:plain

スライドの端が分かりづらくて恐縮ですが、ここのルールだけでも

・表題は左上、ポイントは指定

・キーメッセージと呼ばれるこのスライドで言いたいことをトップに記載

・スライドの絵はキーメッセージの補足内容

・スライドのオブジェクトや文字を書いていい範囲は指定されている

・スライドに使える色は指定されている

・スライド内に使える字体、ポイントは指定されている。

ハァハァ、書いているだけで息切れしてきますね。

 

それでも、テンプレートにはそれを上回るメリットがあると私は考えています。

読み手のメリット

・スライド間に統一性があり、読み手が迷わない

・形式が同じであるため、スライドの中身に集中することができる

作り手のメリット

・スライド作成時に色や形で迷わずに、中身に集中できる

・スライド作成に不慣れでも一定水準の見栄えの資料が作成できる

言ってみれば形式が同じ単語カードのようなもので紙芝居が続いてくような感じでしょうか。

 

でも個人でテンプレートなんて・・・

これらのテンプレート、コンサルティングファームは高いお金、それこそ何千万、何億というお金を払って、世界的なデザインコンサルティングの事務所に企業イメージに沿った色や形をデザインしてもらっています。色もPANTONE等のカラー会社に使用料を払ったりしています。

いや個人レベルでは無理でしょ。そう思われるのも無理はありませんが、実は簡単なルールだけでも、かなり洗練された印象になるものです。

例えば、単位の書き方

98円 100%

98円   100%

どちらが洗練されて見えるでしょうか?

一つ一つは簡単なルールでも、全体を通して一貫して守ることで、読み手の理解を深めるようなコミュニケーションを取ることが、プレゼンでは可能だと思います。

それに個人のテンプレートがあれば一生使えると言っても過言ではありません。

職人が、作業のための工具治具を自作するように、ホワイトカラーも自らの作業を効率化し、品質を高める治具を作るべきだと思います。

 

デザインはどこで学べるのか?

簡単なルールであっても、体系だったデザインルールを学ぶことは一般的には少ないでしょう。しかしながら、ウエブサイト、ブログの作成を通じて読みやすさとは何かを考えている人もいるのではないでしょうか。

私は以下のサイトを独学用に強くお勧めします。

伝わるデザイン|研究発表のユニバーサルデザイン

「伝わるデザイン」では、プレゼン作成の準備から、オブジェクトの使い方、色使い、テンプレート作成、文字の選択、配置に至るまでのデザインを網羅した知識が体系的に学べます。

体系的な知識を得た後は、スライドシェアで様々な会社のスライドを参考にするのもいいかもしれません。スライドの良し悪しを学べるでしょう。

 

私も部下の資料を確認しますが、総じてデザインに統一感のない資料は細部に気が回っていないことが多く、見逃しによる論理破綻も見られます。反対に洗練されたデザインの資料は、言いたいことが研ぎ澄まされています。流れるような説明は、多少の論理矛盾を超えて相手に伝わるほどの効果があります。

 

新年のこの時期、今年一年の仕事のアップグレードのためにテンプレートや、デザインに寄り道してみるのはいかがでしょうか?

 

伝わるデザインには書籍版もあります。

伝わるデザインの基本 増補改訂版 よい資料を作るためのレイアウトのルール