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コンサルタント思考の備忘録

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社内教育は誰のため?

こんにちはヒガシです。コンサルタント会社には、新卒がコンサルタントという人だけでなく、コンサルタント会社が初めてという転職組も多くいます。今日はその転職組や、新卒の人を育てる社内教育についてです。

 

コンサルタントに必要なスキルの教育

コンサルタントに必要な要素は、以下の記事で紹介しました。 

1.論理的思考力

2.専門的領域

3.エッジ

の3つです。

 

新卒も中途採用者もまず身につけるべきは、論理的思考力及びそこから派生するコンサルスキルな訳ですが、これを身につけるにはある程度の期間がかかります。

higashinikki.hatenablog.com

 

コンサル会社には、「はあ?そんなの、てめぇで身につけろ!!」な典型的オラオラコンサルから、「いいんじゃない、適当で、ゆっくり身につければ」と言いながら実は何もしない「成長結果にノンコミット」コンサルまで色々なタイプの人がいます。

 

コンサルには向き不向きもありますし、若くてできない時ほど、責められるので、精神的にタフでないと勤まりません。人間ほっとけば育つものでもないので、自主性を保ちつつ、成長に対応してインクリメンタルにストレッチしていく指導は必要です。

 

でも、プロジェクトからいつか外れる、数年経ったらいなくなるコンサルタントを成長させることにはどんな理由で臨めばいいのでしょうか??

その人の成長の先に何を見るのか

部下の成長は、あくまで補助的、俺の背中を見て勝手に育て、という一匹狼スタイルの場合、あまり積極的に配下メンバーを育てる理由はないかもしれません。しかしながら個人の力のゴリ押しでは限界はあります。

 

コンサルワークでは、究極的に錬成された部隊があってこそ、大きな仕事ができるのですから、どれくらいの力が部下にあるのかを知り、足りなければ自ら育て、囲い込んでいく親方やマフィアのボス的思考が求められるでしょう。

その面では、部下を育てるのはその部下のためでもあり、自分のためにもやるべきです。その人たちに支えられて大きな仕事をするのです。

 

もう1つ、転職していく人たちはどうでしょうか。転職した人は、色々な業界に行きます、場合によっては、その人が成長して、あの人ならとあなたに依頼をしてくるようになるかもしれません。(もちろん、しないかもしれません。)

ある意味これも、あなたのためにやることなのです。部下が育てば、未来が広がる。部下が外に出ても、あなたが真摯に付き合ってれば、一生の付き合いになるかもしれません。雑に突き放せば、最悪の上司として記憶されるかもしれません。

 

最後に、仕事の人付き合いについて

お客様との関係もそうです。作業をするのか、人と人の付き合いなのか、その人の昇進の先に何を見るのか、流動的に動く周りの人の将来を考えながら、日々の行動を逆算で、修正していくことが、仕事の人付き合いには必要であることを感じます。

教育も将来の自分がどうありたいかを考え、短絡的に諦めることは、個人的にはしたくないですね。

 

ではでは、今日はこの辺で