HIGASHI LOG

コンサルタント思考の備忘録

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グーグル翻訳が起こす市場破壊と創造

 こんにちは、ヒガシです。グーグル翻訳の精度が恐ろしく高まっていること、ご存知でしょうか?技術的な解説は、専門外なので省きますが、どう使えるのか、また、英語に関わる人間の行動はどう変わるのでしょうか

新しいグーグル翻訳は、ほとんど違和感がない

 私は、あまり英語で仕事をすることはありませんが、海外のメンバーとのやりとり等には英語を使います。なので、書かれている英語に違和感があるどうか、元の日本語が持つ要素が改変されてないか程度なら判別がつきます。

 そこで、以下の文を翻訳してみます。

はてなブログはしっかり書きたい人のためのブログサービスです。ささいな日常も、忘れられない出来事も、はてなブログならすべて残すことができます。
はてなブログとは」
http://hatenablog.com/guide?via=200222

 

Hatena blog is a blog service for those who want to write firmly. You can leave everything about the little everyday or the unforgettable event if it is a Hatena blog.

 

 これは・・・完璧や・・・!
使ってみた実感としては、日本語の時制が紛らわしい時は弱いけども、十分に実用レベルに達しています。

グーグル翻訳が起こす市場破壊?

英語学習、翻訳の侵食(英語プロレベル)

 英語学習については、素人よりよっぽど真っ当な英語を吐き出してくれるグーグル翻訳が、自身の英語のチェックツールとすることも可能になりそうです。

 

また、高度に専門的な翻訳はさておき、読めればいいというレベルであれば、わざわざ翻訳業者に頼まなくてもいい場面が増えてくるでしょう。しかしながら、本当にインパクトがあるのはそこではないと思います。

翻訳時間の短縮(英語セミプロ、アマ)

今まで、社内で、日英、英日と翻訳をしてきた人は、ドラフトが一瞬でできるので、校正作業から入ることができます。事実こちらのブログではある技術文書の翻訳作業の時間が1時間で終わったそうです。

 

この翻訳、たった1時間で完了しました。その作業の大半はコピペと整形作業といった単純作業で、翻訳そのものに費やした時間は半分もありませんでした。

新Google翻訳を使って3700ワードの技術文書を1時間で翻訳した - 科学と非科学の迷宮

 

英語の活用(英語初心者)

 英語を使えない人であっても、翻訳により、ある程度の英語が書けるようになります。インターネットビジネスでも、リアルビジネスでも、今まで英語話者と接点のなかった人、会社が簡単にコミュニケーションを行うことができるのではないでしょうか。

例えば、
・自分の店を外国人旅行者にアピールする
・日本の製品を海外に直接売り込む
SNSやブログを英語で発信する

といったことも可能になりますね。

 

私はこの0→1のインパクトがもっとも大きいと思っています。今までせいぜい1億人を相手にしていたことが、21億人を相手にする世界が広がっているんですから。PPAPのピコ太郎、彼が日本語でネタをやったらここまでになったでしょうか。そう考えると、このインパクトの大きさ、感じていただけるのではないでしょうか。

英語は勉強しなくていい?


 じゃあ、英語を勉強しなくていいかというとそんなことはないと思います。まだまだ不完全な翻訳もあり、やはり、最後は人間のチェックか必要です。

 ただ、重点的に学習すべき領域は変わるでしょう。すなわち、正しい文章が書けるかどうかよりも、正しい文章かどうか、判断する力が求められるでしょう。期せずしてTOEICの領域ですね、

 技術の進化、時代の変化は後になって大きなうねりとなり認識できますが、変化を吟味し、取り入れていくことの積み重ねが大きな差になることをグーグル翻訳の進化から改めて認識しました。

ではでは、きょうはこのへんで